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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』



新築マンションの放射能汚染と東急不動産アスベスト


福島県二本松市若宮地区の新築マンションのコンクリートから最大毎時1.24マイクロシーベルトの放射線量が検出された。内閣府原子力災害対策本部と福島県二本松市が2012年1月15日に発表し、住民には転居を勧めている。原発事故時に福島県浪江町の採石場に保管されていた石を使ったコンクリートが発生源とみている。他にも汚染された建材が流通した可能性がある。
問題のマンションは2012年7月完成した鉄筋コンクリート3階建てで、12世帯が居住する。同じ業者のコンクリートを使った市内の農業用水路でも周囲より高い放射線量が検出された。材料の石は双葉郡に本社がある砕石業者が、浪江町の「計画的避難区域」になった地区で原発事故前に採取したもので、事故後も現地で屋外に置かれていた。
二本松市の建築資材会社が4月11日に生コンクリートに加工した。建築資材の砕石は放射線量による出荷制限はなされていない。経済産業省の聞き取り調査によると、同じ砕石は県内の生コン会社2社を通じて全国の建設会社など100社以上にコンクリートとして出荷された疑いがある。
福島第一原発事故直後から放射能に汚染された石材が新築マンションに使用される危険性は指摘されていた。その危険が現実のものとして証明された。デベロッパーの企業体質が問われる問題である。似たような問題は福島原発事故以前から起きている。
東急不動産が2003年に東京都内で分譲した新築マンションの専有部分でアスベストを使用していることが判明した。アスベストはルーフバルコニーの押出成型セメント板、バルコニー隔壁のフレキシブルボード、キッチン上台のセメントボード、ユニットバスのセメントボード・接着剤に含有されている。
アスベスト使用は居住者から東急リバブルへの度重なる問い合わせにより判明した。居住者は2005年10月9日に販売会社の東急リバブルに問い合わせをしたが、放置された。度重なる催促や施工会社の株式会社ピーエス三菱にまで問い合わせすることにより、ようやく11月26日に東急不動産株式会社住宅事業本部カスタマーセンターから回答が届いた(東急不動産株式会社「石綿(アスベスト)や石綿含有建築材料の使用の有無について(ご報告)」2005年11月25日)。

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