ブラック企業と左翼教条主義
林田力『ブラック企業と左翼教条主義』はブラック企業の問題を取り上げ、ブラック企業という言葉を否定する左翼教条主義を批判する。
ブラック企業やブラック企業に指南するブラック士業が社会問題になっている。それはブラック企業という問題意識が従来の一部労働運動に見られた左翼教条主義的な偏狭さから抜け出し、若者など現実に苦しむ人々の心をつかめたためである。この意味でブラック企業という言葉はブラック企業経営者に不都合な言葉ではある。その中でブラック企業という言葉は黒人差別になるから使うべきではないという言葉狩りが起きている。
しかし、ブラック企業が黒人差別表現との主張は成り立たない。I completely disagree with the idea that Black
Corporation is a racist representation of black
people.ブラック企業やホワイト企業は日本語の「腹黒い」「白黒つける」の延長線上にある。さらに英語のブラックリスト・ホワイトリストにも合致する。就活生はブラックリストを避け、ホワイトリストから選択するように、ブラック企業を避け、ホワイト企業にエントリーする。
左翼教条主義者にとっては世代的なギャップもあり、ブラック企業に潰される若者よりも、差別に苦しむ黒人の方が親近感や具体的イメージを感じられるのだろう。米国の公民権運動は自分達のリアルタイムの青春であったが、今の若者の実態などは知ったことではないという姿勢である。それは左翼の市民感覚との断絶を意味する。
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右翼・左翼
【書名】東急不動産だまし売り裁判39右翼・左翼/トウキュウフドウサンダマシウリサイバン サンジュウキュウ ウヨクサヨク/The
Suit TOKYU Land Corporation Fraud 39 Left Wing and Right Wing
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【出版社】枕石堂/Makuraishido
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林田力『東急不動産だまし売り裁判39右翼・左翼』
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左翼も右翼もウソばかり (新潮新書)
By 古谷
経衡
いかに事実と異なろうとも、人は見たいものを見てしまう。
「日本は戦争前夜」「若者が政治に目覚め始めた」「福島はまだ危険だ」「中国はもう崩壊する」……左翼は常に危機を煽り、右翼は耳に心地いい情報だけを信じる。
巷にあふれる言説の多くは、論者の身勝手な「願望」の反映に過ぎない。
注目の若手論客が、SEALDS,集団的自衛権、安保法制、安倍内閣、朝日新聞、原発事故、中国脅威論からクール・ジャパン、若者論まで、通説・俗説のウソを一刀両断!
騙されずに生きるための思考法を提示する野心作。
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右翼と左翼 (幻冬舎新書)
By 浅羽
通明
「もはや右翼も左翼もない時代」といわれる。が、依然「右‐左」のレッテルはさまざまなものに貼られている。しかし「では右って何?左って?」と訊かれると答えに窮する。「右‐左」の対立軸は何か?なぜ「上‐下」「前‐後」ではないのか?定義はもとより世界史的誕生の瞬間から派生まで、影響された日本の「右‐左」の特殊性から戦後の歪み、現代の問題点までを解き明かし、ここ百数十年の世界史とそれに巻き込まれた日本の歴史がわかる画期的な一冊。
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フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)
By
速水健朗
「有機野菜」「地産地消」「ベジタリアン」「ビーガン」「マクロビ」「ローフーディズム」など自然派の食を愛好する人々、
そして、「コンビニ弁当」「ファストフード」「メガ盛り」「チェーン系290円居酒屋」など、産業化された食を愛好する人々。
現代の日本人の食の好み、ライフスタイルをマッピングし、そこから見えてくる政治的な分断を読み解く。
さらには、ヒッピー、新左翼、学生運動が撤退した1970年代以降の社会運動が、
オーガニック革命、スローフード運動といった「食の革命」として継続され、
現代の「フード左翼(レフト)」に接続されたという歴史を遡るフードの政治思想史。
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右翼と左翼はどうちがう? (河出文庫)
By 雨宮
処凛
右翼と左翼。命懸けで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに、ぶつかり合うのはなぜか?テロ、革命の歴史や、天皇制、戦争についての認識のちがいなど、両方の活動を経験した著者ならではの視点で噛み砕く!原発、領土問題、ヘイトスピーチなど近年起こった社会問題について書き下ろした「終章」を新たに収録。
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